エキゾーストパイプを塗り塗り①
今回はCB400SF(NC39)のエキゾーストパイプ再塗装です。
2016年6月に中古で購入した時は外装は綺麗だったものの、エキパイの付け根はサビサビ。いくら真心こめて洗車してもサビだけはどうしようもないので、道具と部品を揃えて、思い立ったが吉日、実行です。
手順としては
- サイレンサー、エキパイの取り外し
- サビ、既存塗装を落とす
- (錆止め加工と)塗装
- 再装着
って感じです。ちょろそう。
今回は2の途中までを追っていきます。
1. サイレンサー、エキパイの取り外し
取り外した部品に傷が付かないよう予め大きい段ボールか毛布を敷いておきましょう。
サイレンサー(下の写真でいう虹色の部品)を始めに外します。
根元の3つのボルトは10mm、タンデムステップにぶら下がってる方は12mmで、まあここは普通に緩めていきます。計4本のボルトを外すとサイレンサーがフリーになるのでぶつけないように本体を引き抜きます。
次いでエキパイ。艶消しの黒塗装が赤茶色になるほどにはサビが目立つ…
外すのは5か所、各シリンダーに固定しているスタッドボルト(10mm、2本1組)とブレーキペダルのすぐ下にあるボルト(12mm、反対側のナットを押さえないと空転する)です。が、
スタッドボルト→ペダル下のボルトの順で外さないとスタッドボルトだけでパイプがぶら下がる状態になり最悪スタッドボルトが折れます。
特にエンジン回りはラジエーターやフレームが入り組んでるのでラチェットとエクステンションバーが必須なんですが、舐めプもいいところの僕の場合エクステンションバーを用意していなかったのでめちゃんこ苦戦しました。2番シリンダーのボルトとかマヂ無理…
まあ、ラジエーターをずらしつつレンチと気合いで無事外せたのでどんどん行きます。
外しちゃうおじさん「どんどん外しちゃおうね~」
はい、一丁上がりです。続いてサビを削り落としていきます。
取り外しだけで大分体力を消耗してしまいましたが、最後はまた取り付けないといけないんですよね。できる気がしない。
2. サビ、既存塗装を落とす
気を取り直して、特に排気ポート側のエキパイの根元、放置しすぎて白っぽくなったサビを落としていきます、モリモリと。
突然ですが皆さん、欲しいものがあるときは口に出してみてください。Twitterで呟いてみるのもありです。重要なのは、誰かが聞いてるかもということです。そしたら、もしかしたらどこかの誰かがインパクトドライバーを予備バッテリー付きでくれるかもしれません。というかもらいました、棚からインパクトドライバーとはよく言ったものです。
閑話休題。
耐水ペーパーでひたすら手作業でサビを落としていくのもアリですが、時間がかかりすぎて作業完了より先に残された車体が朽ちて大地に還ってしまいます。
僕はもう少しCBに乗っていたいので、ビバホームで調達してきたワイヤーブラシを装着してインパクトドライバーでモリモリと削り落としていきます。今回は真鍮のブラシですが、鉄製だと削れすぎちゃうから最終手段にしとけって売場のおじちゃんが言ってたのでプロの言葉は鵜呑みで行きます。
ちゃんとサビ落とし専用のケミカルを用意したほうがいいと思いますが、もう買い出しには行きたくないので家にあるCRC 5-56を吹き付けながらバッテリーの限り削っていきます。相当な騒音なので近所に住人がいるような場所で作業をすると隣人との仲が険悪になり、悪事千里を走る、最悪村八分にされかねません。怒られないスペースでやってください。
泥のような削りカスを水で流して削れ具合を確認しながら進めます。写真は左→右でビフォーアフターなんですが、取り切れない斑模様は深追いしても取れない気がしたのでこんなものかと切り上げます。
残りの作業は後日に改めて行いますし、続きもまた今度書きます。